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ファゴットの仲間
ファゴット
ファゴットは、バズーンとも呼ばれる、2枚リードの楽器です。オーボエと同じ2枚リードで円錐形です。
基音は、Cですが、左手右手全て抑えると、Fの音が出ますね。でも、キィの構造は inCで作られていて、譜面も inCです。
長い構造は丸めてあり、主に4つの構造体に分解できます。
ベル部、バスジョイント部、ブーツ部、ウィングジョイント部
そして、リードを取り付けるための湾曲したボーカル部、そしてリードという構造です。管の総延長は、およそ260cmと言われています。低音域なので、波長が長いこともあり、音を作るホールの間隔が長くなります。サックスはここを連携棒とキィカバーを組み合わせて、ボタンの位置は人間の指のサイズに合わせていますが、ファゴットは、ホールの構造を斜めにしたり、ひとつのキィに3つのホールが様々な角度をつけてあり、「似た音」をだすように作られています。
ここが職人技の世界で、なかなか機械的に作ることが難しかったのですが、近年は、CTスキャンなどを駆使して、昔の楽器の構造を探ることで、素晴らしい音色をだせる製品が作れるようになってきました。
某オーストリアの有名楽団さんのファゴットも、昔のドイツの手作りから、ヤマハ製も使われるようになっています。
1オクターブ下のコントラバスファゴット(ダブルバズーン)もあり、ベートヴェンの交響曲第9番、第4楽章合唱で、使われるのは有名ですね。
管体は、カエデ製が主な材料です。オーボエの様なグラナディラを代表とする硬い材質では無く、中程度の硬さが使われます。
音色は、ピーターとオオカミの「おじいさん」を思い浮かべてくださいね。
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