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ユーフォニアム
ユーフォニアム
アニメ「響け!ユーフォニアム」で一躍有名になった金管楽器ですが、歴史は浅いです。トロンボーン、ホルンの1オクターブ下を担当していますが、もともと低音部には、チューバが更に1オクターブ下にあり、低音パートを支えています。チューバは構造も大きく重いため、女性ではなかなか演奏しづらいこともあり、その中間として作られたのが、ユーフォニアムです。よく言えば、豊かな低音と軽やかな音色を兼ね備えているのですが、悪く言えば、ホルンほどの明瞭さも無く、チューバのような腹ワタに浸みる低音域でもないどっちつかずでもあります。そのため、クラッシックではあまり使われません。
トランペットの解説にも書いたのですが、音階は波長によるもので、1番3番の低音側の「レ」の音の波長のズレを4番ピストンで解決した物が、4本のピストン構造です。初心者向けにこの4番ピストンを省略した物もあり、構造上軽く、値段も安いので、初心者向けとも言われています。
さらに、この4番ピストンを、右手小指で担当すると、小指の力が弱く上手く押せないので、左手で担当させるため管体中央に斜めに取り付けた物もあり、ピストンの押す速度やレスポンスにこだわる上級者は、左手ピストンを使う事が多いようです。
音色にこだわる使われ方をする為、通常のイエローブラスだけで無く、ゴールドブラスや、銀メッキ(SP)なども好まれていますね。トロンボーンの細管とマウスピースが共用できるので、マウスピースの選択肢が広がります。
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